ブックメーカーとは、イギリス発祥の賭けの主催会社の総称で、スポーツブック、スポーツベット、スポーツベッティングなどとも呼ばれます。現在は世界に数千社存在するとも言われ、今もその数は増え続けています。スポーツだけでなく、政治、天気、エンターテインメントなど、賭けの対象は様々です。日本のスポーツでは、Jリーグ、プロ野球、大相撲などが対象になっています。

ブックメーカーを利用する利点

日本のスポーツ振興くじや競馬などの公営ギャンブルの場合、購入時には投票率しか公表されませんので、配当金やオッズが分からない状態で購入します。一方のブックメーカーは、事前に配当率を提示した上で参加者を募集し、オッズ差で生まれる賭け金の一部を手数料として受取ります。ブックメーカーは4～6%の手数料のみを受け取り、その他は全て勝利者へ賭け金が返還されるので配当金が高く、それが近年のブックメーカーブームのきっかけとなっています。スマートフォンを利用し、気軽に賭けに参加することができる点も人気の理由です。ブックメーカーは数千社存在しますので、各国の政府から認可を受け、ライセンスを所有して運営する合法で信頼性の高いサイトを選ぶことが重要です。

ブックメーカーとは

ブックメーカーとは、いわゆるノミ屋のことで、19世紀頃から存在しています。最近では、スポーツベッティングにおいて欠かせない存在となりました。 スポーツベッティングの市場は3兆ドル（おおよそ382兆円）の価値があると言われていますが、この数字には違法な賭けも含まれています。規制された合法な市場は、数十億ドル（数千億円）程度です。

とりわけ世界中で利用可能なブックメーカーがあるため、スポーツベッティングは大きな業界です。ブックメーカーを探してみると、何百万もの人々にサービスを提供する大規模なブックメーカーがある一方で、プライベートな顧客からの賭けを好む小規模なブックメーカーを見かけることがあるかもしれません。しかし、ブックメーカーの役割は規模に関係なく同じです。

ブックメーカーがオッズを設定する方法

ブックメーカーの多くは、オッズコンパイラ（トレーダー）を雇用してオッズを設定しています。 オッズコンパイラは、高度なソフトウェアを駆使してオッズの調整を行う優れたオペレーターで、ラインとオッズの両方を設定します。 さらに、オープニングオッズの金額を決定する際は、次の要因が影響を与えます。

• 利益率—コンパイラはこのマージンを使って賭けで得られる金額を算出します。コンパイラは、賭けごとに得たいコミッションを計算します。このコミッションは、オーバーラウンドまたはビゴリッシュ（手数料）とも呼ばれます。 さらに、ブックメーカーがオッズから利益を上げるためには、バランスの取れた台帳を持っておく必要があります。
• ベッティング・アクティビティ—コンパイラは、市場に応じて顧客がどのように賭けるかといった動きを予測できるようになります。リスクを最小限に抑える、または利益を最大限にするため、そういった顧客の動きを踏まえてラインやオッズの計算を行います。
• 自分の見立て—コンパイラは、起こりうることについて、はっきりとした予測を立てます。こうすることで、ラインやオッズの起点を設定することができます。

競合他社のラインとオッズ—ユーザーの多くは、複数のブックメーカーを使用して賭けをします。 コンパイラは、このことを考慮に入れ、他社との競争力を維持しつつ、より良いオッズを提供しなくてはなりません。オッズとラインを設定する前には競合他社のオッズを比較します。